[生徒に教えたこと] 雑談:人生大体のことは、何でも良い

昨日5000字かけても書ききれなかった内容の補足です。

 

塾の生徒に教えるのは勉強だけではないのです。自分の人生経験全てをかけて、より良い人生を送ってもらえるように。様々なことを教えるのです。

 

 

 

toaruburogaa.hatenablog.com

 

 

 

 

 

こんにちは、こんばんは、おはようございます(☆▽☆)

 

”そすう”でございますo*1o

 

顔文字可愛い

 

 

 

 

 

 

先日高校一年生の生徒に教えたのは、英語。主に比較級に関して教えました。

参考書を用いて問題をがりごり解いていったのですが、

そこで引っかかったのは、「次の文章を読んで、間違っている点を直しなさい」という問題。つまり、英文が書かれてあるのですが、その元々の英文自体が間違っているから、どこが間違ているか見つけて、正しく直せというもの。

 

例えば、以下のようなもの。あ、今日は英語の解説ではないので英語分からん人いてもちょっとスルーさせていただきます。

 

1. He is second the tallest student in the class.

2. I thought he is still at home.

 

これを、正しく直しなさい。

 

 

 

 

 

 

皆さまは分かりましでしょうか・・・??

 

もうすぐ下に正解書いちゃうので、少し考えたい方は指を止めてください~~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正解は、

 

1. He is the second tallest student in the class.

    「彼は、クラスで二番目に背の高い生徒だ」

 

2. I thought he was still at home.

    「私は、彼がまだ家にいると思った」

 

 

 

です。

オレンジで書いたところが間違いを直した部分です。

1.では語順が少し違っていて、2.では時制(現在形か過去形か)が間違っています。

 

 

 

 

 

 

ほんででこれをんまぁ普通に解説した後に言った私の言葉が、

「いやまぁ、このレベルの間違いなら全然伝わるんやけどなぁぁぁ」

って言葉

 

 

 

 

 

 

この言葉に生徒は少し思うところがあったよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワタクシそすうの主観にはなりますが

 

こういう間違い探しって、基本的にしょーもないと思うんですよね

「文法的に間違っている」「この原則に従っていないから間違っている」

いやまぁそういわれればそうでしょうけど。

じゃぁその文法の原則・ルールってどの程度絶対的なんでしょう??どの程度守らなければならないのでしょう??

 

 

 

 

 

 

 

1. において間違っている理由は、語順。

secondは、the tallestの前ではなく、the tallestの間に入る。それが正解。それが絶対。

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・でも、second the tallestという文章を見ても、全然意味通じましたよね・・・????

言いたいことはちゃんと伝わりましたよね・・・????

 

 

 

 

 

 

 

2. で間違っているのは、用語でいうところの、「時制の一致」

解説には、thoughtが過去形であるから、後の動詞も過去形でなければならない、とありました。

いやいやいやいや。

 

何やそのくそみたいなルール。本質はそこじゃない。

一個の動詞が過去形やったら他の動詞も絶対に過去形じゃないといけないのか??なら、「あいつに嫌われたかも、と昨日思ってしまったから、今日は学校を休んでいる」って文章どうするんや??前半にthoughtがあるから、後半の「休む」部分は過去形じゃないとダメなんか??

 

本質は、視点。

 

I thoughtといった時点で、視点は、時間軸の基準は、”今”にある。

 

”今”から見た時、私が”思った”のも過去の事であるし、その思った内容である、”彼はまだ家”という事象も、過去の事である。

だから、両方とも、過去の時制を用いる。

 

 

 

 

その解説が、どの参考書を見ても一切なされていないから、あんな変な公式が出来上がる。

そうじゃない。

 

一つの事にしか適用できない公式なんて本当に無駄です。知っておいて損はないですが。それは、小手先のテクニック。そうじゃなくて、もっと一般的に、より多くの物事に適用しうる、本質的な知識や教訓を得ることが大事。

 

 

 

おまけにやっぱり、言いたいこと伝わってくるし。

過去形だろうが現在形だろうが、会話しているうちで意味自体は十分認識可能な間違いです。修正可能な間違いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

こういった意味・意図を持って生徒に対して、「全然伝わるから、あんま凝り固まって思わんで欲しい」って言いました。

 

何個か例を挙げたかな。

 

getという一番有名な単語に関して、その過去分詞系。時制による活用。

get, got ,gotというパターンと、get, got gottenというパターンがあります。

どっちを使えばいいのか??正解は、どっちも使っていい。

ホンマにそのまま、どっちでも良い。

誰かが間違って、あるいは意図的に、あるいはgottenが長いから、っていうくそしょうもない理由でgotを使い始めた。そしたらそれがなんか広まった。どっちでも良いですよ、になった。

 

 

 

 

そんな風にして、言語ってものは絶えず移り変わっていくものなんです。

 

 

 

日本語でも全く同じ。

ヤバい、の意味が多様化していたり、ヤバみ/嬉しみといった変な言葉が意味通じたり。「重複」が「ちょうふく」でもいいし「じゅうふく」でもいい(本来正しいのはどっちなのでしょう・・・?)

 

そんな風にして、絶対的なルールとか、これが正解ってのは、そんなにはないと思うんですよね。

言い回しやすさや音の響きってしょうもない理由だけで、「ルール」が変わってしまうことがある。それが言語ってもん。

参考書で公式みたいに扱われているもののほとんどは、絶対的なルールじゃない。結果的にそうなるようなルールは有っても(時制の一致や、あとはanyが疑問文や否定の部文の見られることが多いこと)、

本質はそこじゃない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな意図を含んで生徒に授業をしていたらふと生徒がこんなことを。

 

 

 

「あぁ、でも例えばthatとかって・・・あの、thinkとかfeelの後に続くthat。あれって、あってもなくても良いですもんね。どっちでも良いって・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

もうそすうは感激でございます。

そうそうまさにその通り。

 

有ってもなくてもどっちでも良い。だってわかるやん。必要じゃないやん。

think:思うとか、feel: 感じる、って動詞の跡には、何も考えんでも、思ってる内容、感じている内容が来るやん。分かるやん。

それをわざわざthatを挟んで一呼吸つけてから言わんでもいいやん。英語習いたての一年目じゃないんやし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生徒からこのようなことを言われるのは、非常に嬉しいものです。

自分の意図がしっかりと伝わって、そしてその上で、自分の教えていないこと、言及していないことまで、その考えを自分で適用させて、考えてくれる。

 

 

 

これはさすがに嬉しみが深み。

本当に。マジで。ガチで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局その日の授業は、いっつも終わりに授業の記録とか感想を書くんですけど、そこの感想欄に、「人生、大体のことは”何でも良い”です」と書いておきました。笑笑

良い授業、になってくれたら嬉しいですね~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ではでは。

 

 

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます! コメントやスターなど大歓迎です!気軽にどーぞ!

 

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また更新します。ほなまた!!

      ( ノ ゚ー゚)ノ

 

 

 

英語一つとっても人生哲学にもっていくのが私のめんどくさいと言われるゆえんなのでしょう。笑笑

 

 

そすう

 

*1:>ω<