今話題の、
音楽チャートをにぎわす、
”二面性”を唄った、
可愛さと残酷さを兼ね備えた、
そんな歌と言えば・・・??
こんにちは、こんばんは、おはようございます (. ❛ ᴗ ❛.)
”そすう”でございます ┬┴┬┴┤(・_├┬┴┬┴
続き。
”二面性”に関することをちょっと長尺で書こうと思ったのは、最近この音楽を鬼鬼鬼リぴしているからです。
YOASOBI「アイドル」
今放送されているアニメ、「推しの子」にも使われている音楽であり、
今の音楽界を大股で闊歩するYOASOBIの、デジタル配信限定(現状)の音楽です。
そして、ビルボードやオリコンといったランキングで、一位をバンバン取りまくって、YouTubeでの再生回数が、一か月で1億に届くかという勢いで快進撃を続けています。
ちなみに、YouTube1億回再生ってのは、邦楽とK-POPで見れば200曲くらいしかないらしく、そもそもレア。
さらに言えば、1億回再生に到達する時間は、今のところ最速でも2か月くらい。どのメディアで再生回数を図るかとかいう定義が正直よく分かっていないけど、2か月弱はかかっている模様。
そんななか、この楽曲、「アイドル」は、YouTubeで公開されたのが4/12。そして現状5/15の正午段階で、再生回数9368万回。
追記:5/15真夜中23:30で、9468万回
いやもう、大幅な記録更新ですよ。
流石に一か月以内に1億とまでは行かなかったけど、一か月と+7日かからずに1億を突破するでしょう。
追追記:2023年5月17日の夜中に、1億回再生達成しました。1ヶ月と5日。一日平均、300万回再生されている計算。エグすぎーーーーーーーーーーーー。
そんなすごい楽曲。
当然、私そすうも久々の鬼リピ(鬼の形相でリピートすること)(違う)をかましているわけでありまして。
楽曲の魅力の一つは、映像の可愛さ・美しさ・綺麗さ。
明らかに目を引くようなサムネ(上のリンクで表示されている画像)に加え、実際に動画で見てみると可愛いで爆発してしまいそうなキャラクター描写。
そう、「推しの子」の主人公(?)、アイドルをやっているアイちゃんです。
何もかもが可愛い。
動画内の、スナップショットっぽいところももうすんごい可愛い。そして、美しい。
可愛いキャラがいれば、みんなこぞって食いつくのは、もう仕様の無い事なのです。
しかし注目したいのはそこではない。
この文章を書いているのは何故か。
それは、”二面性”について語りたいから。
あぁだと思ったら、こうだった。
こういう一面って、こんな効果があるから、便利だよね。
そう、音楽を聴いてもらえれば言いたいこと一発でわかっていただけると思うが・・・
この「アイドル」という楽曲には、とんでもない二面性が秘められている。
可愛いの上に載せられた、
残酷さ。
そう、”二面性”です。
一人の人間の中にある、二面性。
それに対するファンの中にある、二面性。
そして、社会的な活動自体の有する、二面性。
見方によってはもっと別の見方もあるとは思うが、そすうは、この3つの二面性に、「アイドル」という楽曲・・・いや、ストーリーを落とし込めると考える。
1.一人の人間の中にある、二面性
これはもうそのまんま。アイの、二面性。
歌詞の中でも、原作漫画の中でも、描かれている。
アイは、B小町というグループでアイドルをしている。ファンに対しては常に笑顔を振りまき、「愛してる」という言葉で、その視線をつかんで離さず、さらには自分の事に関するインタビューについても、はぐらかしたり、おちょぼけたり、「求められている答え」を先読みして答えたりする。
その姿は、嘘つきそのもの。
ファンに求められる姿を作り上げ、自分の感情は小出しにして、しかし決して押しつぶすことはなく、そこそこの満足感を得る。
その「愛してる」が本当かウソかは、どうでもいい。ある意味では確かにファンを愛しているし、ファンという存在そのもの・概念そのものに依存している。しかし、個人に対して愛しているわけでもないし、例えば夫婦間・友人間における「愛してる」ともまた異なっているものだ。
そんな二面性を、アイドルたるアイは引き受けている。
それもまた義務感からでもあれば、自分の意志で引き受けたものでもある。
その責任に関して、喜ばしいと思ってもいるし、悩みの根源のように疎ましく思うこともある。
2.それに対するファンの中にある、二面性
「アイドル」の歌詞が面白いのは、アイちゃんの中にある葛藤だけを描いているわけではないこと。
ファンの中にも、二面性が存在している。
正確に言うと、アイちゃん信者の、葛藤。
「アイドル」という作品は、その楽曲一曲だけで完結しているものではなく、アニメともコラボしている。さらには、原作漫画の作者である赤坂アカ氏の描く書下ろし小説「45510」とも、その設定を共有している。
youngjump.jp 期間限定公開なので、悪しからず・・・
そこで語られたのが、同じB小町というグループとして活動していた、メンバーから見たアイの姿。
その感情は、妬み・嫉妬、そして、羨望にあふれている。
アイの、アイドルとしての天性の素質と持って生まれた顔面、雰囲気に対して諦念も含んだ羨望を想うと同時に、
それを余すことなく発揮しながら、しかしアイドルとして”考えて”振舞っているアイの姿に対して、「普段はそんなこと思っていないくせに」と、心のうちで妬んでもいる。
しかしグループが売れているのは間違いなくアイのおかげであるし、その実力には何も口出しすることが出来ない。
そんなアイのアイドル姿に対して、意識的に寛容になりながら、何とか受け入れていく。
しかしそれもまた、二面性の片側に過ぎない。
彼女が「アイ」として受け入れ、認めていたのは、あくまでアイドルとしてのアイの姿。
わざとおちょぼけたり、人の事を自由奔放にこき使ったり、そしてそれに対してフワフワと何も考えていない姿。
そんな姿を、マイナスの部分も引き受けながら、何とか許容して、なんなら認めてもいた。
では、もう少し掘り下げた、一人の人間としてのアイについては、どうか。
アイドルとしての自分に悩みながら、地道に努力をして、細やかに様々に気を配って、常に100%を目指す、もう一つの姿。
そんなアイの姿を、受け入れることが出来るのか。寛容になることが出来るのか。
それはまた、別のお話・・・
ちょっと気になってくれた方は、上のリンクから、「45510」を読んでみてください。
3.社会的な活動自体の有する、二面性
ちょっと言い方が仰々しくなってしまった。
要するに、アイドルという職業に関する、みんなが思ってはいながらも禁忌として触れてこなかった話題について。
歌詞を見ればもう一目でわかる。
「愛してるって嘘で積むキャリア」
これを、アイドルへの究極の皮肉と言わずに何と呼ぼうか。
その活動は、活動として認められ、社会的な意義を有しており、実際に経済に深くかかわり、そして何より、多くの人の人生を、夢を、希望を支えている。
しかしその一方で、”裏側”は決して明るいものではない。
活動っつったって、歌って可愛らしく踊っている”だけ”。
社会的な意義??中高生の「かわいい~」の延長線上じゃろ
人生、夢、希望。ただのオタク。一部のオタクが大量に金を落としてくれているだけ。
それら全部間違っていない。
であれば、アイドルという活動を、どう評価するのか。
アイドルという職業に限らず、自分の所属する会社という仮面をかぶった営業マンを、優しさに見せかけた狡猾さを兼ね備えた人を、上っ面を厚く塗りたくった詐欺師を、どのように見分けて、どのように接していくべきか。
そんなところまで考えさせられるのは、私だけであろうか。
これにて、”二面性”のお話、終幕。
体系化された文章をちゃんと書いてみたいね。
ではでは。
ここまでお読みいただき、ありがとう。
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また更新します。ほなまた!!
( ノ ゚ー゚)ノ
そすう