どうも、自己啓発本を読んでいて楽しいと思えるタイプの人間です。
こんにちは。こんばんは。おはようございます。
とあるブロガーこと7327Mです。
読書は相も変わらず続けております。
ReadHubというアプリを使って読書記録をしているのですが、月平均5-6冊程度で半年ほどかな??読書を続けられています。
早いわけではない、というか、"読書好き"と称するには遅い部類ですが、本がつれてきてるくれる"縁"もあるので。自信を持って、読書してるで、と言ってます。
そんな私が最近読んで、なかなかいいなと思ったのが、この本。
「マッキンゼー流 入社一年目 問題解決の教科書」(著:大嶋祥誉、出版:ソフトバンククリエイティブ)
今日はこれの紹介をしていきましょう。
読書好きを自ら称していたら、授業で隣になったお人さまから頂いた本でございます。これも、”縁”。
”世界最強のコンサルティングファーム”と称されるマッキンゼー。
「外資系コンサルティングファーム」という訳の分からない領域でのトップ3と呼ばれるMBBという括りの一角を占める、MsKinsey and Company
ヤフーやツイッター、オイシックスなどの重役を輩出してきているマッキンゼーアンドカンパニー。
本書によると、そこでの環境というか、前提としての仕事への姿勢が非常に卓越しているよう。そんな姿が印象的に描かれていた。
内容としては、それらの”マッキンゼー流”の仕事環境の紹介と、それに関連する基本的態度、ものの考え方ががしがし書かれている。
スパルタやん!!って思うこともしばしばあったけど、そこはやはり、マッキンゼーに採用されたほどの著者のウデマエであろうか、厳しいとは言いながら何とかこなしていったようである。
自分も将来あんなことをしなければならないのか・・・
さてさて、大体のあらすじがてら、個人的に記憶に残ったキーワードを軸にしていって、少しづつ紐解いていこうと思う。
気になるキーワードのリンク先だけでも見てもらえればよろしい。
[目次]
- 「完全な仕事:Complete Work」
- 「イシュー・ドリブン:問いから始めよう」
- 「So What??:だから何??」
- 「Why So??:それは、なぜ??」
- 「フレームワーク」
- 「ロジックツリー」
- 「リサーチは原典にあたれ」
- 「リラックスしながら集中する」
- 「見た目にもこだわる」
- 「事実と意見に分けろ」
- 「ディナーより月一ランチ」
- 「I(私)ではなくWE(私たち)を使う」
1.「完全な仕事:Complete Work」
個人的に一番記憶に残った言葉かな。
文脈的には、語義通りそのままに、どうせやるんなら、妥協や中途半端なものではなく、完全にやり遂げたと言えるクオリティのタスクをこなせ、というもの。
「時間がなかったから出来ませんでした」
「何とかこれだけは終わらせました」
なんて言語道断。
出来てない??中途半端??
そんなもので仕事が務まると思うなよ、と。
この考え方の根底にもまた別の横文字、「UP or OUT:バリューを出し続けるか、出ていくか」という考えがある。
そりゃそうやって感じもするが、コンサルティングという企業形態であるがゆえに、顧客は、企業人生のかかった人々ばかりである。
その人生を背負っていく立場として、”中途半端な”仕事の達成度合いで顔を合わせられるものか。そんなことして人様の人生を棒に振るくらいなら、その場から出て行ってしまえ。そんな強い”マッキンゼー流”メッセージが込められている。
この言葉は自分にとって、小学校の頃に立ち返らされるような感覚があり、衝撃的あった。
改めてたちかえ中学・高校に入って、「だるー--」と言いながらやるのがカッコいいと思ってしまった節があってね
読者様も少なからず同意できる部分はあるのでは??あのエネルギッシュな頃が懐かしいでしょう
てなわけで、「完璧な仕事:Complete Work」という言葉・概念の紹介でした。
2.「イシュー・ドリブン:問いから始めよう」
これは他の言葉と一緒にまとめていきましょう
めんどいし長くなるので
2.「イシュー・ドリブン:問いから始めよう」
3.「So What??:だから何??」
4.「Why So??:それは、なぜ??」
はい、三つまとめて解説していきます
解説って程でもないが。
とにかく、「問う」ことが大切
ってのがこれらのメッセージ。
売り上げが伸び悩んだ原因は??好調なあの会社と自分のとことの違いは??それを採用していない自社の理由は??
自分の能力の限界は??自分の得意なことは??自分の信頼できる友人は??自分のことを信頼して付いてきてくれる友人は??
一つ問いが浮かんで、何かしらの結論が自分の中で出ても、またさらに問う。
「それは何故??」「だから何??」
そうすると、単純な話ではあるが、より深く、より広範にわたって、思慮を巡らすことが出来る。
もちろん、問いの立て方であったり、どこで本当の”結論”とするのかどうかというのは議論の余地のあるところであろう。本文内でも、そこには言及されてもいた。
その為、いかに、本質的な、核心を突く問いを自分に呈することが出来るか。そしてそれを如何に深めていくことが出来るのか。
それをひたすらに自力で高めていくことが大事であるという。
5.「フレームワーク」
6.「ロジックツリー」
これらはいずれも、”フレームワーク”に関連するものです。
マッキンゼーで有用として叩き込まれるのが、フレームワークという考え。
いうなれば、思考の型、考え方の手順とでもいうべきものです。
物事を整理するときに、どんな順で、どんな区分で仕分けして考えていくのか。
それを一般的に提示したのがフレームワークです。
その具体的な例の一つが、「ロジックツリー」というもの。
上位構造から下位構造へと、分類・整理しながら、「漏れなくダブりなく」、要素ごとに分解していくものです。階層構造でフォルダみたいにまとめていく。
先ほどの「Complete Work」や、「問う」ということにもつながりますね。考えられる要素・下位構造・上位構造を、洗いざらい整理して枝分かれさせて一本の木のように体系的にまとめていく。
これの要素は??これに関連する事項は??
直接の問題解決ではないですが、現状の把握のためには最適な思考の型と言えるでしょう。
他にも、「3C」
これは、物事の見方を考える際に使うことのできるフレームワークです。本書によると、「マッキンゼーが作り出したとされる」とのこと。
企業での話にはなってしまいますが、自分たちの置かれている状況を正確に把握するために、「自社:Company」「競合社:Competitor」「顧客:Customer」の三つに要素に分類して現状を分析し、そこから議論を展開させていくもの。
自社=自分自身、競合社=ライバル、顧客=それら二つの間に存在して、何らかの利益を受け取るもの、という括りだと思えば、会社以外のシチュエーションにもこの考えを拡張できます。
自分の書きたい論文ー--他の人の先行研究ー--題材としている問題、とすれば大学生にも身近になるのかな。色々拡張して使うことのできるものです。だからこその”フレームワーク”。思考の型。
7.「リサーチは原典に当たれ」
8.「リラックスしながら集中する」
9.「見た目にもこだわる」
10.「事実と意見に分けろ」
11.「ディナーより月一ランチ」
12.「I(私)ではなくWE(私たち)を使う」
これらに関しては、[今日の格言]でまとめていきたいな笑笑
いずれも、目次での小見出しで使われている小テーマになります。
すこしの注釈だけ入れておきましょう。
7.「リサーチは原典に当たれ」=自分の足で歩け、というメッセージ。
人からもらった資料やそこらに落ちているものではなく、他会社の社長なら、何とかしてアポを取って直々にお話をする。市場の動向のデータが必要なら、数年前のデータではなく、自分で取るべきデータを実際にとりに行く。
常に「本物」を追及する意識が肝心。
8.「リラックスしながら集中する」=思考の無駄をなくし、思考が疲れないようにすることで、思考の質と、アウトプットの質を高めていくこと
思考の質ってのはめっちゃ大事。そのために、適度に休憩をとったり、体を動かしたりしてクリアな状態をキープするべし。
9.「見た目にもこだわる」=仕事以外の面においても、細かな配慮を忘れることはなく、こだわりを持って生きろ
「Complete Work」とも通ずる部分があります。高いものを身に着ける、ということではなく、洗練されたものになっていく。自然と。
恋人の条件としての”清潔感”みたいなものです。それの少しだけお金がかかったもの。
10.「事実と意見に分けろ」=相手の意見を参考にする際、事実と意見を分けろ
はい、そのまんま。
「こちらがデータとなります。これらを踏まえると、○○ということが分かります。これらは非常に由々しき事態で、会社にとり不安因子と言わざるをえません。」
前者は、事実。後者は、しっかりとした根拠が示されていれば事実であるが、なんも無いままであれば、意見。
共通テストの英語か国語でも、opinionとfactに分けろみたいなのありますよね。あんな感じ。
事実は事実として受け取るが、それ以外は徹底して、”Why So??"を貫く。何も考えずに鵜呑みにしてはいけない。
11.「ディナーより月一ランチ」
これも言葉そのままですね笑笑
ディナーとなると、”予定”感が半端ない。重い。堅苦しい。
だから、もう少しフランクに感じられるランチを狙う。
「先輩、お昼一緒に食べませんか??」
この魔法の合言葉を片手に先輩との時間を作り、そこで思いっきり先輩を利用する。
ランチは確かに気軽でありながら、しっかりと話すことは出来ますよね。
んまぁそんな経験ないんですが
12.「「I(私)ではなくWE(私たち)を使う」=自分の意見を通すことよりも、チーム全体の志気を挙げて協力して、バリューをより洗練された、より高いものにしていくこと
突然ですが、読者様に質問です。
”アメリカの大統領の言葉”と言えば・・・??思い浮かぶのは・・・??
そう、「Yes, we can.」
もう一昔前になるのでしょうか。オバマ大統領のあの言葉。
いや、もう一つ時代を進めましょうか。
トランプ大統領の”あの”名言といえば・・・??
そう、「We will make America great again.」
トランプ大統領の言葉。
このどちらも、主語は、WEですね。
たまたまでしょうか??
えぇ、だってWE主語になってるやつを引っ張り出してきたんですもん。偶然でも必然でもなく、恣意的です。
ですが、なんとなくわかるでしょう。
なんか、IよりもWEの方が良くね??近くね??当事者意識感出てね??
個人の考えではなく、チーム全体として動け。そう言われているような気がしてなりません。
以上です!!
「マッキンゼー流 入社一年目 問題解決の教科書」(著:大嶋祥誉、出版:ソフトバンククリエイティブ)の紹介でした。
改めてリンク貼っておきます
思ったよりもはるかに長くなってしまった。
でもそれは、私にとって、これだけ書きたくなってしまうほど面白く、ためになることがいっぱいだったということの証でしょう。
このブログを書くのに一週間くらい経ってしまったが・・・
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました!!
いつも読んでくださりありがとうございます
星やコメントなど本当に励みになります!!
書きたいこと書くだけですが!!忖度はしませんが!!
また投稿していこうと思うので、気楽に、気長に、ゆるやかに、応援の程よろしくお願いいたします☆
7327M