あんま読書しない妹に向けた、おすすめ小説3選!

今日は作業をする前の、気合い入れの、机の上片付け日です。

 

もちろん、今のところ作業に取り掛かれてはいません。

 

この掃除が終わったら、ちゃんと作業しますよ!

 

「あ、そういえば、この本って、結構良かったよな―――。少しだけ読んでみようか。ダイジョブダイジョブ。すぐ終わるすぐ終わる。」

 

 

 

こんにちは、こんばんは、おはようございます✨(´Д`)

 

”そすう”でございます!(`・ω・´)ゞ

 

 

 

 

 

 

 

妹に、「なんかおすすめの本無い??」と聞かれました。

 

ちょっと話を聞いてみると、どうやら学校内でビブリオバトルがあり、それに参加することになったと。でも妹は中々本を読まないから、よく本を読む私におすすめを聞きに来たという事でした。

 

「でもそすうのおすすめする本って、哲学とか難しいやつだから、、、」

 

そういう妹を制止して母が、

 

「いや、哲学以外にも結構ジャンル広く読んでるやん。聞きに言ったらいいやん」

 

との問答の後で、渋々という様子でこちらの部屋へと訪ねてきた妹。

 

 

 

悪かったですね。哲学系好きで(。-`ω-)

 

 

 

というわけで、ちょこっとだけ本棚を振り返りながら、おすすめの本を探してみました。

 

妹の要望は、「あんまり読書しない私でも読みやすくて分かりやすくて、でもちゃんとビブリオバトルで話せるような良い本」

 

むずっ。

 

お勧めを何冊か、ピックアップしておきました。

 

 

 

 

 

 

 

1. かがみの孤城

(著者:辻村深月、出版:ポプラ文庫)

 

 

 

個人的お勧め度は、圧倒的一位!!

 

2018年の本屋大賞で、あと最近は芦田愛菜とか起用してアニメ映画化もしていたな。

 

この作品の特徴は、何といっても読みやすいこと!そして、それにもかかわらず世界観にどっぷりとハマれること!

 

舞台も、中高生の登場人物ばかりで、とっても親しみやすいです。

でも、学校はあんまり登場しなくて。*1

何故かというと、登場人物は不登校の子たちばかり。何かしら「学校」という単語に対して、ちょっと息の詰まるような思いを抱えている人たちばかり。

そんな7人が、いろいろあって交流していく物語です。

 

最近の現代社会ともうまくマッチしていますよね。そういうメタ的な面でも、考えさせられる作品です。

 

でもまぁそんなこと考えなくても、とにかく、物語として、読みやすい!!!!

言葉は簡単だし、複雑すぎる心情描写もないし、登場人物の人物像がありありと頭の中に出てくる。世界観にも入り浸れる。

 

 

おすすめです。

 

 

唯一の欠点としては、文庫本のバージョンで言うと、400頁ずつの上下巻という、まぁまぁなボリュームであること。

読みやすいのでそこまで大変ではないですが、単純に物量にやられてしまうかもしれません。

でもねーーー最後には、何回でも読んで良いなって思えますよ。私が約束します!!

 

 

 

 

 

 

 

2. 氷菓

(著者:米澤穂信、出版:角川文庫)

 

 

 

本、アニメ、漫画、どれをとっても、「名作」と言われるものです。かの”京アニ事件”で、原画が失われてしまったことが最も惜しまれた作品の一つですね。

 

舞台は、やはり、高校。ちゃんと学校が沢山出てきます。

米澤穂信の魅力と言えば、「後からどんでん返しを食らう、ミステリー」。これに尽きるでしょう。

 

基本的にはミステリー小説で、頭の切れる主人公がけだるげに謎を解き明かしていきます。小さな謎がコツコツと積み上げられることで、最後に大きな謎の究明へと向かうその段階的な描き方は、とっても読み進めやすいと思います。

小さな謎がコツコツ、という感じなので、意味が分からなくなって挫折することもないかなーと思う。

 

でもでも、その読みやすさは、最後の章で一変してしまいます!米澤穂信の真骨頂!

 

謎が解決した・・・と見せかけて、驚きの新情報とか真相の裏の裏が、最後の最後で描かれます。

これがもう痛快なの!!

すんごい納得していったん落ち着いた気持が、ちょこっとした違和感たちを引き連れて、また一気に盛り返してきます。あの感覚は、とっても楽しいもの!!

 

 

おすすめです。

 

 

ミステリーという部分で読みにくいかな、なんて思われてしまうところが、懸念点ですかねー。でも、たったの200頁ですし、中身もとっても読みやすいです。

 

 

 

 

 

 

3. 三日間の幸福

(著者:三秋縋、出版:メディアワークス文庫

 

 

 

こちらは、現実の舞台ではなく、SFチックな作品です。

SFといっても、「寿命を買い取る」という一点においてのみです。

 

「寿命を買い取る」「時間を買い取る」

そんな意味の分からない状況の直面してしまった、怠惰な主人公が、どのような選択をするのか。なかなか考えさせられる作品ですよね。

 

 

 

この作品の特徴は、主人公が「普通」過ぎることです。

特別頭が切れるわけでもないし、何か「こいつだ!」と思わせるような特技もない。それでいて、特に何もせず、漫然と日々を過ごしている。

そうですね、どこにでもいる、しょうもない人生の男です。

余りにも等身大すぎて、すんごい親近感湧くのね。

 

それと一緒に出てくる、キャラの強すぎる人たち。まさかまさかという一面が沢山ありながら、でもちゃんと普通の顔をしている人たち。なんというか、こっちもこっちで、非常に親近感がわくのです。

「普通」と言いながら、私たちはみんな特別になりたがっている。

そのどちらのタイプの人間も、登場します。そして、主人公だけでなく、それぞれの人物へとフューチャーした物語に、私たちは、心を動かされます。

 

 

 

最後は笑っちゃうような展開にはなりますが、その結末へと動くまでの、その道中が、私たちにとっては何よりの物語となるのです。

 

 

 

これは、命!とか、価値!とかをテーマとして置いているので、場合によっては難しいところもあるかもですねー。でも、読書体験という意味では、全人類が一度は読んでおきたい作品になっているのではないかと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほいほい。

 

 

妹に本当は、もう2冊紹介するつもりです。

でも、自分の思い入れを考えても、上3冊から選んで欲しいですね!

 

ちなみに他2冊は、こんなもんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ではでは。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます! コメントやスターなど大歓迎です!気軽にどーぞ!

 

現役大学生がボチボチ更新・発信していきます どうか温かい目で見守りくださいませ。

 

自分が良いと思ったものは、人にも読んでもらいたい!当然だよなぁ?!

 

また更新します。ほなまた!!

( ノ ゚ー゚)ノ

 

 

 

かがみの孤城を超える小説になかなか出会えないそすう

*1:+_+