「夜のピクニック」(恩田陸)を読んだ

久しぶりの読書記録です!

インスタのアカウントのほうで、写真撮るだけの読書記録をしてみようと思って!楽なので。

でも、やっぱりちゃんと文字にしないとな~~~とも思うので、文字での感想はこっちのブログに書いてみようと思います。

 

 

 

あ、ちなみにインスタアカウント4年目で、友達40人です☆彡

 

 

 

こんにちは、こんばんは、おはようございます📶

 

”そすう”でございます('ω')ノ

 

 

 

 

 

 

 

夜のピクニック」(著者:恩田陸、出版:新潮社)

 

 

 

 

 

本好きなら何回かは目にするであろう作品と、作者ですね。

夜のピクニック

恩田陸

 

この作者の他の作品としては、「蜜蜂と遠雷」が有名。

 

どちらの作品も、本屋大賞を受賞しています。「蜜蜂と遠雷」のほうは、直木賞も受賞しているみたい。要するに、すごい面白い本。そして、すごい作者さん。

 

 

 

 

 

 

読んだ感想としては、二つ。

 

1. ホンマに、本屋大賞ははずれがない

2. 登場人物が動いているような文章。姿がありありと思う浮かぶし、ちょっとした表情の変化とか細かな動作がとっても丁寧に描かれている

 

個人的な感想なので、的外れだったりするかもしれませんが(-_-;)

 

本屋大賞は、ホンマにすごいなと感じた!やっぱり書店員さんがおすすめするだけあります。何より特徴的なのが、「読みやすい」ということ。ほかの文学賞受賞作品は、まさに「文学」って感じで、なかなか敷居が高い。戦争物であればそこそこの前提知識が要求されるし、純愛ものに関しても、本当に細かな心情の変化が、逢瀬に応じて劇的に描かれるものだから、なかなか読み取りづらい。

しかし、本屋大賞は、ある意味でいうととても商業的。「売れる」本をお勧めしている感覚がする。しかしながらその選ばれる本の実力は超一級であるから、結果的に、読みやすいし、面白いし、深く考えることのできる本、が多い。

 

ので、むちゃ良い。(*^^*)

 

 

 

そして、恩田陸さんの文章は初めて読んだのだけれど、

心情を上手に描くというよりかは(もちろんその面でもとても凄いのだけれど)、

ちょっとした動作とか表情の筆致が印象にに凝った部分が多かった。

 

何個か、付箋を貼った個所を抜き出してみますね。

 

p.345

「辺りは見慣れた朝の田舎町になっている。前身はもう汗びっしょりで、頭からつま先までくまなく放熱しているのが分かる。こんな時はいつも、生物というのが一個の燃焼機関なんだということを実感する」

 

p.374-376(ネタバレ防止のため、一部割愛)

「少年は融の方に向き直り、にっこりと親しげな笑みを浮かべ、こう言い放った。」

「野球帽をかぶった、色白の少年だけが、きょとんとした顔で、目の前の四人の表情を交互に見守っている」

 

p.402

「美和子は口に手を当てて笑いを嚙み殺していたが、何げなく前を見て、ぎくっとした表情になった。」

 

p.420

「彼の沈黙を否定と考えていたらしく、不安げな顔をしていた貴子の目に、明るい安どと喜びが浮かぶのを見て、彼の気持ちは浮き立った」

 

 

 

付箋張ったとこ、見事に表情関係が多いな!!笑笑

 

「振り返る」という動作であったり、何気ない表情の変化であったり。

日常では、言葉巧みに相手の気持ちをどーだこーだ考えるよりも、そういったちょこまかとした部分から考えていくのが当たってるんよね。

そういう意味で、文学というよりかは、リアルな感覚が味わえた。本当に、文字の中で登場人物が動いているようだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほいほい。

また長くなってしまった。

 

とってもとっても面白かったので、ぜひ!!

これは、2024始まったばかりだけど、2024の記憶に残った本に選ばれてもおかしくなさそうな予感、少なくとも本棚のメインパートに腰を据えることは間違いがないでしょう!!

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます! コメントやスターなど大歓迎です!気軽にどーぞ!

 

現役大学生がボチボチ更新・発信していきます どうか温かい目で見守りくださいませ。

 

本読むの好きやけど、結局月に3-4冊くらいしか読めないな。

それくらいがちょうどいいのかもしれないけど。

 

また更新します。ほなまた!!

( ノ ゚ー゚)ノ

 

 

 

 

いろいろあってはてなブログをどんどん好きになるそすう