ありのまま03 - 無駄の美学

toaruburogaa.hatenablog.com

続き

また別の可能性、もう少し楽観的な可能性としては、結局話さないほうが居心地が良くて、それを許してくれる相手が良いというもの。

そう、話さないのである。特に家族の中の自分は。

基本的にパソコンとにらめっこしているし、ニュースで受け取ったこと/感じたことをそのまま口にするのが嫌で、「本当にそうなのか」「そもそも何故そうなるのか」ということについて考え始めてしまう。そこまで考えて喋ってくれる人はなかなかいない。また、世間話もしないし、ご近所さんの顔も名前も覚えられないから話についていけないし、何なら自分の友達すら、どこ大学なのかとか何部なのかとか今どこで働いているとか、ほとんど知らない笑笑

そんなこんながあって、私が口を開くのは、音楽を口ずさむ時（一日で30曲くらいは歌っているんじゃないかと思う）か、ニュースについてめんどくさい意見を言うときか、「知らん」と言うか、あるいは全く意味のない会話をするときのみである。意味のない会話とは、小学生の下ネタレベルの会話。「うんこうんこ～～～」みたいなやり取り笑笑

家ではそんなもの。

また、一番気楽なバイト先でも似たような部分がある。

まだ、普通に話すという部分は最低限はやっているのだけれど、基本は一言二言のやり取りで笑いだけ取って歩き去るか、やはり音楽を歌っているか、唐突に思い浮かんだ一発ギャグを披露して何も言わずに立ち去るか、あるいは事務的な会話のみ。何かこう、雲から話題を引っ張ってきて、それを地上に張り付け続けるという作業は全然していない。気まずくなれば一言二言ですぐにその場を去るし、そうでなければ一人で歌って楽しんでいる。必要ねぇんだな、相手が笑笑

楽ではないバイト先/コミュニティは、いずれもそれがあまり無い。私がちゃんとしっかり働くことを要求されるから（当たり前だけど）、歌を歌うことは許されないし、気まずくなって立ち去ろうとしても呼び止められて、苦手な滑りトークをさせられる笑笑

「変な人」ではなく、「言うてまじめな人」みたいな範囲で留まってしまっている＝突き抜けていないから、何か調子の外れた突飛なことをすれば、笑って呆れられてスルーされるのではなく、やはり呼び止められる。いやまぁ当然なのだけれど笑笑

相手が「どうでもいいやこいつ」と思っていない環境は、なかなか難しいの。放っておいて欲しいこともあるのに。ちゃんと誠心誠意向き合おうとしてくれている。それが難しい。こっちは、あなたほど他人に対して真っ向から向き合えないの。他人から逃げて逃げて、自分の殻に閉じこもろうとしているの。偶に顔だけ出して、意味わからんこと言って構って欲しくなるけど、体全部出しているわけじゃない。引っ込みたくなったらすぐ引っ込みたいの。首根っこつかんで引っ張り出そうとしないで欲しい。

ありのままって、何だろう。

自分目線では、殻の中にいても、裸だからありのままだよ？

でも他人目線ではまだまだ、殻の中。

裸で出て行ってどこまで社会が許してくれるのだろうか。それが、ずっと、怖いのかもしれない。

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誰か一緒にデート行ってください

黙るパターンか喋るパターンか、選択式で。

選んでもらえたらそのキャラに徹するので。

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( ﾉﾟｰﾟ)ﾉ