昨日の続きです!
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前置きも何もなくてすみませんが、唐突に感想を書いていきます。
こんにちは、こんばんは、おはようございます✨T^T
"そすう"と申しますf^_^;
序章において、登場人物のイメージや特徴がよく描かれていた。導入としては大変助かることであった。でも、そこで抱いたイメージが、第一章を読んだ時から早速違和感に思えてくる。第二章、第三章と読んでいく中でも、「主人公の成長」のような枠では収まりきらないほど、人物像というものが変わっている。
序章において主人公は、「無口」さらには「淡白」「合理的」というイメージが強かった。それが、第一章に入っていきなり「ユーモア」や「勇気」、「熱意」のイメージが追加されていた。
このイメージの違いには、いささか苦労した。個人的なマイナスポイントと言ってしまって良い。
「キャラ」や「イメージ」というものは、些細な行動一つ一つに詰まっているもの。ダイアン津田が「スベッて面白い」「オモんないのに頑張ってて面白い」という評価を得れるのも、外面的な行動ばかりではなく、本人のうちにある「キャラ」というものが、全くもって合致しているから。自分自身の些細な表情の変化、受け答え、そして行動に至るまで、「キャラ」「イメージ」というものは染み込んでくるもの。
それが、何だか違和感があった。「お前結構喋るねんな」とか「冷淡じゃなかった、、、」とか。そう思わされてしまうことが度々あった。
表現や文章の巧拙については、私の預かり知らぬところなので割愛。ただ、目次が明らか分かりやすく建設的であったように、物語のストーリーも、とても分かりやすかった。それぞれで似たような起承転結が収まっており、特に「黒い光」「白い光」による場面転換は、本を読み進めた半ばにおいては、もうお馴染みのものとなっている。
これを、「安易」ととるか、「平易」ととるか、つまり、手抜きで発展性がないと見るか、分かりやすく、想像がつきやすいと捉えるかはまた個人の範疇であろう。
個人的には、もう少し手が加わっても良かったのでは?と思ってしまう。
迷宮が、主人公の発言一発二発三発で完全に解消してしまう。もっと言えば、長年かけて築いてきた考えや価値観といったものが、たった一言二言三言で打ち砕かれてしまう。それは、個人というものに対してちょいとお粗末なのではないかと思ってしまった。
そして何より特筆すべきは、終章と著者本人による解説の部分。
ここはね、全人類が読んでもいいと思った。個人的に好きというだけだけど、とっても興味深かった。
書かれていることは、要するに、「もっとムズい本を時間かけて読め現代人ども」という、現代社会への批判。どうしてこの本を書こうと思ったのか、という部分が、普通の評論/随筆として書かれている。
現代人は、ダイパやコスパを意識しすぎる。さらには、「売れる本」ばかりがもてはやされ、その「売れる本」を含めた読書の量・物理的な多さだけが、個人を判断する材料になっている。そんな社会、いかがなものか??もっと、心のある本=時代の選抜を乗り越えてきた本に触れて、本の心をしっかり捉えて、内面的に成長した上で、実際のアクションに転化することこそ大事なんじゃないの?
という塩梅。
私の枝葉末節切り裂いたまとめではなかなかその熱意を感じることはできないだろうが、、、
正直、小説のストーリー自体よりも、たった10数ページのその解説の方が記憶に残ってしまっている。良い文章だった。
皆さんにもぜひ読んでほしい。
ってことで読め。お前ら。
評価:80点!
人物設定と、ストーリーの「安易さ」がちょっとキズ。結構キズ。
でも、ストーリーの「平易さ」と、あと何より解説の部分の巻き返しで、読後感は結構良い。
ではでは。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
大学生の"そすう"でした!
はてなスターやコメントなどいただければ、本当に有難いです。丁寧にお返事させていただきます!
やっぱ字数長くなるよなーーー
何とかならんかなーーー
書くのも読むのもしんどいよな。
ではでは。
また更新します✨