詐欺に、会いました!!!!
・・・
夢の中で、ですがね(^_-)-☆
でも、その詐欺のやり口がなかなか斬新で面白かったので、覚えているうちにわざわざ記事にしよと思います。
今朝見た夢の話です。
こんにちは、こんばんは、おはようございます💰
”そすう”でございます🤑
㊟今から起こることは、全て”リアルな夢”の話です。
塾講バイトの帰り、突如女の子に喋りかけられた。
その日の授業は、なかなかにハードであったために、早く帰ってゆっくりしようと思っていたところ。駅までは歩いて2分。そのさなか、突然、女の子の喋りかけられた。
しかも初手の内容が内容なのである。
すれ違いざまにガッと腕をつかまれて、白く透き通るような、さらりとした手を私の腕に押し付けながら
「あの、私中性的な人がタイプでっっっ!!」
「お兄さん、LINE交換してくれませんかっっっ??」
語尾に「っ」が付いてしまうかのような、若くて新鮮な喋り方。
勢いと照れ。意を決した様子と、おまけに上目遣い。
恐らく女子高生。いや、女子大生くらいか。いずれにしろ、服やメイクは見る分には、”若い”。ロリータっぽい印象を醸し出している。ツインテールの若いお姫様といったところか。身長は女子の例にもれず、私の肩に届くか届かないかといったところ。可愛らしい。そして何より肌が透き通るように白い。
そんな可愛らしい女の子が、何ともぁ衝撃的な内容で、私に喋りかけてくれた。しかも、周囲に普通に人が行きかう中で。前にも後にも、反対車線にも人人人。
そんな状況を目の前に、そすうの感情は冷静であった。
「あぁぁぁ、んな訳ないやろ出会い厨やな」
なんとまぁ残酷な男であろうか。折角、街中で可愛い美人が「好き」だと表明してくれたのに。
舞い上がるよりも先に、その可能性に思い当ってしまうとは。
もう少し感情を先に行かせてあげても良いのではという悩みは、その男にとっても既知である。
が、この場合は上手く働いたと言える。何故なら、結局のところこれは詐欺であったのだから。
しかし、客観的な分析家であると同時に、断るという術を知らない慈善家である私は、それを無視して無碍にすることは出来ない。
「あっ、そうなんですね」
こちとら軽くて可愛い「っ」ではなく、迷いと戸惑いと疑心の「っ」。
前者を正の「っ」と呼ぶなら、後者は負の「っ」に違いない。それも、極大の。
極大の負の「っ」の使い手は、続けてさらに言葉を紡ぐ。
「今日、星占いで一位だったんですよね」
はて、何の話であろうか。
変な出会い厨であろうと、彼女の可愛さに負けずに看破したことへの誇りと、
しかし実際に可愛い女の子が喋りかけてくれているという状況にやはり優越感・全能感を感じてしまった。
私の悪癖である。相手に依存した会話。相手がよいしょして盛り上げてくれることを前提とした、本来盛り上がらないはずの会話。本質的に面白くない会話。
さぁ、相手はどう出る。
「!!!!!」
言葉にならない、相手の笑顔。
言葉は、無い。
しかし表情身振り手振りが、言葉よりも猛烈に物語っている。
どうやら本当に嬉しいらしい。照れているらしい。
よもやまぁこんな言葉で。
・・・
可愛い。
もうその頃には、相手が出合い厨などということはもう忘れてしまっていたようである。あるいは、そんなことどうでも良い。どうせ深い仲になることはないだろうし、少しの間だけでも楽しんでやろうじゃないの。初めっから終わりに見えている関係ほど好き放題できる関係はない。
「僕、もう帰っちゃうんで、LINEだけ交換しません??」
駅へと一緒に向かう道中で、とりあえずこの言葉を言ってみる。その間も、相手はずっと自分の顔を見上げたままだ。ちょこっとした雑談で、どうしてこうも楽しそうな顔を出来るのか。
皆から可愛い言われる人は、やっぱり違う。
そんなことを頭の中でかっこいいらしく考えながら、実のところはホルモンドバドバで問いかけてみる。すました顔をしているのである。
「ありがとう!!」
天真爛漫な笑顔。
「ちょっと、スマホ借りても良いですか??」
そう言うや否や、彼女は私のスマホをスッと取って、勝手にLINEを登録し始める。
自分の手にあったはずのスマホが、いつのまにかQRコードを表示させていて、彼女のスマホと、拳一つ分離れたところで操作されている。
何とも思わずその光景を眺める。
ふと、彼女が後ろを向く。スマホが見えなくなる。
QRコードはもう読み取ったはず。何してるんやろ。
「ちょっと、通信速度上がるようにいじりました!」
・・・
機械には疎いそすうは、何も考えられずに、「そういうもんか」と納得する。どうやら今の時代は、設定次第で通信速度やら何やらを変えられるらしい。
そのままスマホを受け取る。
しぶらない彼女。スッと差し出してくれる。
「ありがとう」
お互いにそう言い合って、名残惜しくもなく別れる。彼女は後退するかのようにまっすぐと人ごみに消えていく。幽霊にように消えていく。
もう少し渋ってくれるかと思たんだが。
んまぁ。交換したんやし、とりあえず家帰って連絡とか待ってみるか。
いつの間にか、出会い中やなんやというイメージは薄れていた。術中にはまっている。しかしもはや、その変化を認識することは出来ていない。大きな支柱になりはしないが、一つの薄い関係性として自分の中で取っておけばいいだろうか。そんなことを考えながら、電車に乗り、スマホをバッグに入れ、本を取り出す。
家。
何故かもう、彼女の事は忘れかかっていた。電車内で読み始めた本の世界にどっぷりつかっていた。
読書による頭の疲れと、徒歩での帰宅が、程よい疲れをもたらしてくれる。夕方の風が丁度いい。
何気なしに、スマホを取り出す。
そこでふと、彼女の事を思い出す。
連絡は来ているのだろうか。別に彼女だけではない。いっつも喋るあいつからの連絡も見なければならないから。
しかし、スマホが反応しない。
なんでやろ。
もう一度スマホの電源ボタンを押す。
反応しない。
画面をタッチしても、反応しない。
おかしいな。
試しに裏返してみる。
「あれ、前面と同じ色や」
そんなはずはない。前面はディスプレイで、電源ついてないので黒色で、一方後ろは青のカバーのはずである。
何故か両方青い。見た目が変わらない。
そこで気づいた。
「これ、スマホじゃなくてかまぼこや」
その瞬間、彼女の正体に思い至る。
彼女は詐欺師だったのだ。ただの出会い中でも、色仕掛けでもなく、人をだますやつだったのだ。
彼女は、人をだまして生きたスマホを無料で手に入れる、悪いやつだったのだ。
ポイントは、彼女が、「通信速度をいじる」として、スマホを隠した瞬間。
その瞬間に、彼女は私のスマホを、かまぼこにすり替えたのである。
しかしそんなことにはつゆも気づかない私は、そのかまぼこスマホを受け取り、電車でチェックもせず、家に帰って、スマホかまぼこで連絡を取ろうとしていたのだ!
中々の策士。あの一瞬で、スマホをかまぼこに変えてしまうとは。
では、私のスマホはどこに行ったのか。
おそらく、彼女の手中にあるのだろう。彼女はバッグを持っていた。その中にスッと入れ込むなど、余裕も綽綽。
やられた・・・
そう、彼女は、LINE交換を唄って、スマホをかまぼこと取り換えることで、リスクなしでスマホを獲得する、悪徳詐欺師だったのである。
転売か、受け子用機器の利用か、レアメタルか。
何でも良い。用途は何でも思いつく。私のスマホは、もう戻ってくることはないだろう。
母親に尋ねた。
「スマホが、かまぼこに変わってて、表裏変わらないんやけど、どうしたらいい??」
「食べればいいやん」
その日の食卓は、青色のかまぼこが並んだ。
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夢でよかった。
また更新します。ほなまた!!
( ノ ゚ー゚)ノ
最近目覚ましより早く起きるそすう