東大京大知性の至宝、「思考の整理学」を読んだ

こんにちは、こんばんは、おはようございます。

とあるブロガーこと7327Mです!

 

7327Mという名前が無粋すぎて気に入ってます。

とある番号です。お気に入りの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は書評。

日々鬱々とした物事に頭を悩まされながらも、外面だけは何とか維持してます。

移動時間中のルーティーンとなっている読書も上々順調。

 

 

 

 

 

 

 

 

周りに何らかの強制力がないと何もできないんですよね泣泣

 

 

 

 

 

 

 

 

うん、外的強制力があるんやったらいける。

ならそんな環境に身を置けばいい。

それだけの話。

ただそれだけのことを努力してやっています。

 

 

 

 

 

 

そんなこんなで電車の中で最近読んだのが、

 

 

 

「思考の整理学」(著:外山滋比古、出版:ちくま文庫

 

 

 

刊行されてから割と時間は経っているのですが、今の時代でも強く読み継がれている”名著”です。

帯にも書いてありましたが、東大生・京大生がお勧めする図書として非常に根強い圧倒的人気を誇っているのだそう。

売り出し文句は、”東大京大生のバイブル”

 

大京大ってつければ売り上げ上がる事実に基づいた、経営的な卑怯な手法ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、つられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなずっこい図書の読後感としては・・・

 

 

 

 

まさに、バイブル。

聖典です。

流石に嘘や誇張じゃぁなかった。

 

 

評点9/10です。(何様)

 

 

 

 

 

 

 

 

内容的には、

 

 

まさにこのブログがつらつら書いているようなことですね。

非常に哲学的・抽象的・思索的な内容となっています。

 

 

 

統括して言うと、知識や情報ではなく、”考え方の道筋そのもの”を紹介している作品になります。

 

本人のあとがきの言葉を借りるなら

 

自分がどのような考え方をしているのか、ということを意識するには、他の人の型に触れるのが有効である。この本がそういう意味でいくらかでも読者の役に立てば幸いである。

 

ものを考えるとはどういうことか、を考えようとする人にとって、他山の小石くらいに見ていただくことが出来れば幸いである。

 

 

とのこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

この時点でかなり人を選ぶ本であるとは思う。笑笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもまだまだ行きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

著者の文の内に、”思考の整理”とはどういうことかを説明してくれている箇所があります。

考えると言っても、何について、何を、どう考えるべきなのか。

 

以下、直接の引用です。

 

 

 

思考の整理というのは、低次の思考を、抽象のハシゴを登って、メタ化していくことに他ならない。第一次的思考を、その次元にとどめておいたのでは、いつまでたっても、たんなる思い付きでしかないということになる。

 

 

 

 

 

ふーーーん、成程。

と思えたあなたは十分素質があると思います。笑笑

 

 

 

ただの事実・情報を寄せ集めて述べるのではなく、それらを何個かの大きなトピックに統合してまとめていくこと。

要約やただのまとめとも違い、複数の項目間の共通する事項を、自分の言葉で自分で見つけ出して”本質”として捉えていくこと

 

 

 

 

自分としてはこういう理解でいいのかなーーと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

”本質”って言葉大好き。

 

 

 

 

 

 

 

 

実際、今私がこうやってレビューを書いているのだって、”思考の整理”をしたうえでのことです。

図書を読んでいる最中もそうですが、一字一字を読んでいる最中にはなかなか全体像がつかめてこないものです。

 

ですから私の場合は、一章分(どこでもいいのですが、取り敢えず一区切りつくとこ)読み終わったごとに目次に立ち戻り、その章内にある大見出しや小見出しをざっと振り返ってみて、結局何が”章”としてまとめられていたのか、というのを確認しています。

 

例えば「思考の整理学」の第Ⅲ章の場合、見出しとしてまとめられているのは、

 

情報の”メタ”化

スクラップ

カード・ノート

つんどく法

手帳とノート

メタ・ノート

 

 

ふーーん。

 

読んだ後であれば、そこで共通して書かれている内容として、

”どんな情報がいつ重要になるのかわからないくせに、人間はちょっとした情報なんぞすぐに忘れてしまうのだから、ちゃんと記録取って保存しておいて、そして”メタ”的につなげて新たな糧としようぜ”

ってことが書かれていたと読み取れます。

 

んまぁまとめただけなので1.5次元くらいにしか昇格できていないかもですけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えぁ、本当はこんな浅はかじゃないんですよ??笑笑

もっと深いですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもまぁ、そういうこと。

これがいい、あれがいい、と点と点とだけで会話するのではなく、それらをたがいに結び付けて芯の通った見方をすること。

 

 

へーーーーー。

 

 

 

 

 

そしてこの本にはその最終的な目標ー”思考の整理”ーに至るための現実的・実践的・具体的な行動れいもったっぷりと紹介してあります。

頭いい人ルーティーンみたいな。

 

 

 

さっき少し引用した目次の部分に書いてある”カード・ノート”も、カードやノートとろうぜって実践例ですし、

他にも、”朝の時間を大事に”、とか、”どんどん喋れ”、とか、”考え抜いたら一旦考えることを完全に放棄しろ”、とか。

成程と思わされるような理論武装を添えていろんなテクニックがあります。

これも十分読むに値する。

 

 

 

 

 

 

いま改めて振り返ってみても、やっぱ構成が凄いしっかりしていますね。

現状の批判に始まり、思考の整理云々を本論として真ん中に持ってきて、最期は現状への問題提起。

 

色々な意味で参考になる、思慮深い作品やと思います!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さぁ、自分の浅はかなレビューでどこまで伝わるのか。

 

 

 

そこも見どころでしょうか??

 

 

 

 

 

 

7327M